「誰でも使える」からこそ必要な
見守り運用のルール化
介護老人福祉施設 サンヒルズ広島
コンプリートセット57台 、スタンダードセット32台
導入の決め手は
海外スタッフでも使いこなせる
“シンプルさ”
見守りシステムを導入しようと思われたきっかけはなんでしたか?
まず法人として令和4年度からICT機器導入に向けたプロジェクトチームを立ち上げ、業務改善・効率化を進めてきた背景がありました。その流れの中でサンヒルズ広島も令和6年度に広島市の大規模修繕補助事業へ応募し、内示を受けたことをきっかけに必要な機器の選定をはじめました。そこで人手不足が今後も続くことを見据え、見守りシステムが候補に挙がったんです。
数ある見守りシステムの中でeライブを選ばれたのはなぜですか?
番大きな理由は、同法人の系列施設で先にeライブ導入の検討が進んでいたことです。法人内で施設間の異動があっても、同じ機器であれば現場が混乱しません。また、導入前には役職者を中心に実際にデモを行いました。他社製品とも比較しましたが、eライブはとにかく「シンプルで分かりやすい」という印象が強かったですね。
導入後も「シンプルでわかりやすい」という印象は変わらないですか?
入居者さんとコミュニケーションをとるミャンマーの出身のスタッフさん
はい、変わらないですね。とても操作しやすいです。当施設にはミャンマー出身の技能実習生が4名在籍していますが、eライブは直感で理解できるので、国籍や経験に関わらず全てのスタッフが問題なく使えています。技能実習生が夜勤を一人で担当する場面でもしっかりeライブを使いこなしながら業務に取り組んでいます。
夜間見守りから事故防止まで
“誰でも使えるeライブ”を
安全に運用する仕組み
eライブをどのように運用されていますか?
実際にeライブを設置している居室の様子
基本、全員にeライブを設置して、特に夜間帯の見守りで活用しています。導入前は利用者さんの状況を確認するために夜間たびたび訪室していましたが、今は「就寝中・覚醒中・不在」のアイコンを見ることで状況を把握し、訪室回数を削減しています。また病床数89床に対して、カメラ付きのセット(コンプリートセット)は57台なので、動きがある利用者さんを中心にカメラを設置するようにしています。ただ、常にカメラは全稼働しているので、現場から「この利用者さんよりこちらの利用者さんのほうにカメラを付け替えたい」といった要望が挙がることがあります。その場合は現場スタッフではなく役職者が最終判断をし、カメラの付け替えを行うようにしています。
看取りの部分でもeライブのバイタル情報を頼っています。バイタル異常でアラート通知が受け取れるのでスタッフも安心ですし、ご家族への連絡もスムーズにできるようになりました。
なぜカメラの付け替えは役職者がやられるのですか?
カメラの付け替えを行う熊澤さん(役職者)
事故防止と責任の所在を明確にするためです。もし現場スタッフの思い付きでカメラを移動させてそれが原因で転倒事故などが起きた場合、誰が責任を取るのか複雑になってきます。ですのでカメラの付け替えだけでなく、そのほかの操作に関しても「現場スタッフ・リーダー・役職者」の3段階で権限を分けています。現場スタッフは日常の基本操作まで。リーダーがアラートの個別設定。役職者がカメラの付け替え、事故発生時の映像確認、利用者名の変更等です。これは運用していく中で試行錯誤した結果です。例えば、起き上がりを知らせるアラート設定を現場の判断で延ばすと利用者さんの動きが瞬時に読めず転倒事故が起きてしまったり、誰でも録画映像を見られるようにしてしまうと利用者さんのプライバシーが侵害される事件になったりする可能性があります。eライブの操作はとてもシンプルなので誰でもできるのですが、だからこそ誰でも簡単に設定変更ができる状態にはせず一定の権限を持つものが判断して作業する運用にしています。役職ごとの役割分担は重要だと思いますね。
現場スタッフ
- アラームを止める
- カメラで様子を確認するなど、日常の操作
リーダー
- 起き上がり報知時間変更
- アラートの個別設定
役職者
- カメラの移動
- 録画映像の確認
- 利用者名の変更
訪室回数は半分に
現場が変わったeライブ導入効果
業務改善・効率化に効果はありましたか?
ライブで見守りを行う現場スタッフさん
ありました。一人当たりの月の総業務時間は平均で5.3時間減少、訪室回数もおよそ半分になりました。eライブだけでなく、ナースコールやインカムの刷新など複数の要素がありますが、その中の一つとしてeライブも確実に貢献していると感じています。実は、導入当初は新しいシステムに対する現場の戸惑いがあったのですが、実際にこのような効果を感じてもらうことで、現在のeライブ定着に至りました。
サンヒルズ広島様からの
メッセージ
eライブ導入を検討している施設・病院様へメッセージをお願いします。
導入にはかなりの費用がかかりますので、使いこなせなかったらどうしようという不安がありました。ですが実際に導入すると無くてはならない機器に変わってきます。
今後、介護テクノロジーの導入が推奨から要件に変わる可能性もありますので、自治体の補助金等を使って早めに導入される方がいいのかなと思います。
- 施設名
- 介護老人福祉施設 サンヒルズ広島
- 病床数
- 89床(特養80床、ショート9床)
- eライブ
- コンプリートセット57台 、スタンダードセット32台
- 回答者
- 施設長 熊澤さん