現場とともに進めた全床導入
利用者さんも職員も感じた見守りの変化
特別養護老人ホーム 風の樹
コンプリートセット90台
生産性向上委員会が現場とともに進めた、全床導入へのプロセス
見守りシステム導入を考え始めたきっかけは何ですか?
当施設ではこれからの人手不足を見据え、eライブ導入の約3年前に生産性向上委員会を立ち上げ、さまざまな介護テクノロジーを考え始めました。その委員会でまず行ったのは、どのような機器が現場に求められているのかを把握するための職員アンケートです。そのアンケートの結果、「人手不足への対応」「夜間業務の負担軽減」「転倒・転落事故の防止」この3つが施設として優先的に取り組むべき課題として見えてきました。これらをすべて解決するためには、見守り機器の導入が必要だと判断したのがきっかけになります。
そこからどのように導入を進めていかれたのですか?
もともと見守りシステムは全床への導入を考えていました。一部の居室だけで運用するよりも、施設全体で活用することで本来の効果を発揮できると考えていたからです。ただ、いきなり全床に導入して現場が使いこなせないという状況は避けたいと考えていました。そこで、まずは他社の見守りシステムを20台先行導入し、約半年間かけて効果を検証しました。実際に現場で運用しながら、生産性向上委員会が職員へのアンケートやヒアリングを行い、見守りシステムが業務改善につながること、そして現場でも十分に活用できることを確認しました。その結果を踏まえ、本格導入に向けて再度見守りシステムを比較検討した結果、残り90床にはeライブを導入しました。
なぜeライブを選ばれたのですか?
離床センサーとeライブを連動させて使用している居室
先行導入したものを追加導入するという選択肢もありましたが、その中でeライブを選んだ理由は、これまでテクノスジャパンさんの離床センサーをたくさん活用させていただいており、その信頼感があったことです。さらに、その離床センサーとeライブを連動させて活用できる点も、大きな決め手になりました。
もう一つは、操作がとてもシンプルなことです。どれだけ機能が充実していても、現場の職員が使いこなせなければ意味がありません。eライブは操作が分かりやすく、誰でも迷わず使えるため、現場への定着という点でも安心して導入できると感じました。
夜間の定時巡回を0にした新しい見守り体制
eライブ導入後、どのような変化がありましたか?
タブレットで居室のカメラ映像を確認している様子
最も大きく変わったのは夜間の定時巡回が0になったことです。以前は2時間ごとに全居室を訪室して様子を確認していましたが、現在はその代わりにスマホやタブレットで2時間に1回カメラ映像を確認するという運用に変更しました。もし映像上で布団がベッドから落ちそうになっているなど、なにか対応が必要だと分かれば、その時に訪室するようにしています。これによって訪室のためにかかっていた時間が一か月で平均6時間削減されました。その時間を普段できない事務作業や片付けに当てることができています。
他に活用しているeライブの機能はありますか?
生活サイクルレポートを確認する職員
生活サイクルレポートはよく使っています。睡眠状態や覚醒状態が自動で記録されているので、それを見ながら利用者さんが夜間どのような睡眠をとっているか、どのくらい睡眠時間が確保できているかを医師と共有して服薬量の調整をしています。客観的なデータをもとに情報共有できるため、より適切な判断ができるようになりました。実際に薬の量が変わったことで、状態が改善した利用者さんもいらっしゃいます。また、これまでは職員が睡眠状況を手書きで記録していたので、その記録業務の負担も軽減されました。
利用者さんには何か変化がありましたか?
居室に設置されたカメラからの見守り
まず、夜間の巡視がなくなったことで睡眠の質が上がっていると思います。ドアを開ける音だけで起きてしまう場合もありますので、ゆっくり休んでいただけるようになりました。また、利用者さんの中には、職員が近づいたりお部屋に入ることによって落ち着かなくなってしまう方もいらっしゃいます。そういった場合でも、eライブがあることで離れた場所からでも様子を確認できるようになりました。必要な時だけ職員が駆け付けられるため、利用者さんに必要以上に心理的負担を感じさせることなくその方らしい生活を大切にしながら見守れるようになったと感じています。
風の樹様からのメッセージ
eライブ導入を検討している施設・病院様へメッセージをお願いします。
新しいものを導入するとなるといろいろ課題が出てきますが、それを乗り越えると必ず良い方向に向かうように感じますので、前向きに考えていただければいいのかなと思います。また、特にeライブは操作がシンプルっていうところが特徴なので、導入してもすぐに現場になじんでいきます。当施設もそれを実際に感じましたので、その点は心配されなくても大丈夫かなと思います。
- 施設名
- 特別養護老人ホーム 風の樹
- 病床数
- 110床(特養100床 ショート10床)
- eライブ
- コンプリートセット90台
- 回答者
- 施設長 槐さん、介護副主任・生産性向上委員会委員長 黒岩さん