『やってみなわからん!』-私の体験-

No.30 章外 読んで頂いた御礼

投稿日:2011/09/05 投稿者:大西秀憲
前のコラム「風の見える朝」101話が終わった時に、実に多くの方から「もう書かないのか?」と質問を貰った。
そして、テクノスジャパンでやってきたエピソードを赤裸々に書くのは意味があることだ!と云われた。
世の中には、ベンチャー企業を起こしたり、脱サラで起業したり、一念発起して創業する人は多い。
しかし、その大多数は「先の見えない長いトンネルの中」で、出口を「ひたすら模索している」事と思われる。
そのような中から明日の日本を背負う企業が出てくるのもまた事実である。
「暗中模索」の起業家は、もがき苦しんで、自分が進んでいる道にフト「疑問や迷い」が出るものである。
こんな時に、同じように、暗中模索の経験を書けば、参考になるのでは?と云われた。
そこで、創業から今日までを赤裸々に書いたのである。
・・・但し、自社製品・モノ作り企業の例である。
もし、一人でも参考になった方が居られたら幸甚である。

29話を読んで頂いたことに感謝申し上げます。

そこで、サービスとして次の文を提供しようと思います。
これは私が常々大切にしている文で、迷った時にはこれを読んで軌道修正しているものです。

        『社長のための「売れるものを磨く戦略」より抜粋』  ・・・大西抜粋

◎ 次々に当たるものを創るための感性
    なぜ売れるか? ・・・これは計算できない領域である! 
    そして、創るのも「のめり込んで磨かなければ」とても売り物にはならない。
    社長の「感性」が鈍であれば、当たる物は創れない。

◎「顧客に仕掛け、自分が創りたい物を作り、自分が売りたい人に、売りたい値段で売る」
    自分が創った物には、自分で値札を付ける! ・・・これが本来の姿である。 
   
    それが出来ないなら、下請けに甘んじるしかない!

◎「顧客は、いつでも自分が過去に買った形や、色や、素材や、値段・・・等の範疇からしか物を見ていない」

    だから、いくら顧客(市場)に尋ねても、革命的(革新的)なものはできない!
  
    革命・革新的な物は、いつでも売る側が創っていくものである!

    こういう感性を磨くためには、物事に感動する心をいつでも持つことである。
       ・・・感動は、行動の起爆剤である!

    現代社会は「人間の基本的な起爆剤」を抑制する方向になっている。・・例えば無感動。
    例えば、会社でも「会議で商品開発を決定」しようとするバカな事が行われる。
       ・・・多数決が正しい民意(市場の声)だと思い込んでいる。

◎ まとめ

  社長の感性で「ひらめき」、「何かにとりつかれたように」創り、そして「懸命に」売らなければ売れる訳がない! 
         ・・・売るのには創る3倍のエネルギーが要る!

  人が成功した方法をマネしても絶対に売れない! 個々の製品には性格があるからだ!

  地面を這いずり、もがき苦しんで、夢にうなされても未だ売れない!

  人に任せたり、人に頼るのは愚の骨頂!  ・・・最初、売るのは社長の仕事である!

  以上が嫌で、出来ないなら、最初から「自社製品開発」など止めておく方が良い。

     そして、起業やベンチャーなど最初からやらない方がよい。


                「やってみな わからん 30話 完 」

モノづくりの原点…それは「人と社会を結ぶ応用技術」

応用技術で暮らしを支えるモノづくりを。
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