『風の見える朝』

No.33 木(庭木)の剪定について

投稿日:2002/10/28 投稿者:大西秀憲
8月末に樹木の剪定が終り、今から来年の春までは一息入れる時期です。
今年の夏も本当に暑かった。
一年中で一番暑い時に剪定をしなければならないのは非常に重労働です。
私は毎年7月の始めから8月末まで、約2ヶ月間、毎日曜日に仕事をする。
特にお盆の休み(今年は14~18日)は、終日剪定を行う。
朝の内から「汗が噴き出る」ので、冷たい麦茶の補給と着替えは必須だ。
特に、脚立の取り回しに力がいるので、一番汗がでる時です。
(私の使っている脚立は市販の内で一番長い物です)
樹木(庭木)は家の周り全部にあり、中途半端な数ではない。
去年の夏、重労働に耐えかねて、約50本ほど切り倒した。
しかし、正確に数えていないがまだ150本はあるだろう。
これらを1本1本剪定するのだから、考えてみれば大変な作業である。

このように書くと庭木は「私の趣味」だと誤解される人が多いが全く逆である。
とにかく、しかたなく渋々やっているのだ。
庭木は剪定せずに放置しているとすぐに無茶苦茶になってしまう。
これをもう十数年やっているのだから、剪定はプロ並である。
イヤダ・嫌だ!でも、毎年やっていると、その中で気がついたことが2つある。
いわゆる自然から学んだことである。

○ その1.
  剪定するのには時期がある。・・・・一番暑い時が良い。
   ある年、体調が悪かったので真夏を避けて、秋に剪定をしたことがある。
   気候が大変良いので仕事をしても汗をかくことがないから樂である。
   しかし人間は良いが、樹木(庭木)にはよろしく無い。
   剪定した後、芽が吹かないのである。(樹木は冬支度にかかるのだ)
   真夏に剪定すると樹液がほとばしり出て、新しい芽がすぐ吹き出る。
   だから、樹木の体調維持は万全で、若々しく、みずみずしい。
   秋に剪定すると、これが無い!
   やはり、庭木の剪定は真夏の暑い時にするものなのです。

○ その2.
  庭木は小さな時に形を作らねばならない。・・・大きくなってからはダメ。 
   松ノ木を剪定するのは大変難しい。
   剪定と同時に、古い松葉を指で取る(これを揉むと言う)のである。
   そして松の形を整えていく。・・・松には大体の理想形がある。
   ここが一番難しいところである。
   小さい時から形を付けた松は、大きくなっても剪定がやり易い。
   あまり神経を使わずに剪定しても、終わると実に「様(さま)」になっている。
   反対に、手抜きで大きくなった松の形造りは実に難しい。
   入念に手をかけても、結果はほとんどパッとしない!
   やはり、木の形を作るのは「ある時期」があるのだ。

以上の2つの自然の教えは、樹木(庭木)に限らないと思う。
そのまま人間に置き換えることができるのではないか?
つくずく、人間も樹木も基本は同じだと思う。

モノづくりの原点…それは「人と社会を結ぶ応用技術」

応用技術で暮らしを支えるモノづくりを。
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