『風の見える朝』

No.39 未だいける山菜・ウド

投稿日:2003/06/30 投稿者:大西秀憲
アッという間に、春が過ぎようとしています。
楽しみだった「山菜」の季節は、今年も実に短かった。
「フキ」と「タラの芽」は充分に楽しむことが出来、特にフキは4月以来絶やしていない。
普通ならこれでまた来年!というところであるが、

実はまだこれから楽しめるのである。
そこで、その一押しをご紹介しよう。

山菜の王様は「うど」だと私は思っています。
そこで、ウドの紹介をしたいとおもいます。ぜひ一度やってみてください。
低い山では既にウドも終わっていますが、高い山は未だこれからです。
800~1000mの山に行くと、5/中~6/初まで「ウド」が狙えるのです。
私は主にスキー場を得意にしています。

ウドは必ず場所が決まっています。(毎年同じ所です)
そして採るコツは自分の場所を決めておくことです。
また、根こそぎ採ってはだめです! 大きなものだけ採り、あとは来年に残す。
この、残すことが山菜採りの「仁義」です。

ウド採りには道具を使いません!
一寸したコツで、大変簡単に、きれいに採れるのです。
それは、「引く方向」です。 絶対に上に引っ張ることはダメです!
ナナメ下に引くと、簡単に採れます。

そして上手に採れた場合は根を見ると解ります。
それは兜の形をしているのです・・・
何事も経験です!ぜひ何回かトライしてみてください。すぐにコツが解ります。

ウドの食べ方ですが、私のお奨めは二つ。
「三杯酢」と「粕あえ」です。
いずれも、前処理(あくだし)をしなければなりません。
私は、塩を使います。沸騰した湯にウドを適当に切ったものを入れて、塩を入れ約10分。
上げて、水で冷やし、皮を取ります。(皮は捨ててはいけません)
この皮は「きんぴら風」にして炒めてください。・・・これも旨い。
皮を取った肉の部分を薄切りにします。 これを三杯酢でそのまま食べます。
「粕あえ」は別に酒の粕とダシとみりんでタレをつくり、それに薄切りの肉を入れます。
そして、かき混ぜてあえものをつくるのです。
これが実に旨い! やはり「ウドは山菜の王様」だとつくずく私は思うのです・・・

モノづくりの原点…それは「人と社会を結ぶ応用技術」

応用技術で暮らしを支えるモノづくりを。
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