No.23 虐殺
投稿日:2001/12/06
日本人は物事を非常に忘れやすい民族である。
どうも、過去のことをすぐに忘れてしまう性癖があるらしい。
場合によっては、忘れたほうが良いこともあるだろう。
しかし、絶対に忘れてはならないこともある。
虐殺について、である。
アメリカは日本人を大量に虐殺した。これは歴史的事実である。
これに対して日本人は、忘れたのか?忘れたふりをしているのか?
誰も、何も言わない。もちろん子供にも教えない。
戦争は当然ながら殺し合いである。そして相手を多く殺した方が勝つ。
しかし、それは「戦闘要員」つまり兵士が対象である。
戦争(つまり国と国の喧嘩)だから兵士が死ぬのはあたりまえである。
しかし、非戦闘要員、つまり一般の国民を殺してはいけない。
これは国際法で定められている。
にも拘わらず、アメリカは一般の日本人を大量に殺した。
これを虐殺と言わず、何と言うのであろうか?
例えば、「原爆」である。瞬時に20万人近くを殺し、いま尚、毎年
原爆症で多くの方が亡くなっている。
また、日本の主要な都市を無差別に爆撃し、全てを焼き尽くした。
この徹底した絨毯爆撃で実に多くの人が死んだ。
日本人はこれを「空襲」と言う言葉で、さらりと言い流す。
しかしこれは、れっきとした虐殺である!
確かな数字ではないが、原爆以上の人が死んだのではないか?
全て、兵隊ではなく、一般の国民である。
実に酷い、虐殺をやったにも拘わらず、アメリカは罰せられなかった。
なぜなら、勝ったからである。
逆に、虐殺された日本が国際的に罰せられた。(極東軍事裁判において)
こんなおかしな道理はないだろう!
そして、日本が全面的に悪かったと言う評価が現在も続いている。
しかし、事実は事実である。
虐殺と言う言葉を使わないからと言って、虐殺の事実が消える訳ではない!
日本人は永遠にこの事実を忘れてはならないと思う。