No.4 クリスマスは日本のお祭りか?
投稿日:2000/12/15
クリスマスは日本のお祭りか?
この時期になると毎年、街の中が賑やかである。店の飾り、ショーウィンドウ、音楽、クリスマス一色である。
マスコミや各メデイアも派手に煽り立てる。
「イブ」を誰と過ごすか? ・・・若者の重要テーマである。
クリスマスにはケーキを食べる。
クリスマスにはプレゼントをする。
日本中が大変な馬鹿騒ぎである!
この経済効果は膨大なものだろう!
・・・だからいいじゃないか! という声が聞こえそうだ。
しかし、一寸待ってほしい。
いつから?日本はキリスト教国になったの?
日本人のキリスト教徒は大変少ないのです!・・・先進国の例外。
だのに、なぜ?クリスマスなのでしょう?
カソリックとプロテスタントの区別も知らないのにクリスマスだ!
ケーキを食べるからクリスマスではない。
クリスマスが終わって1週間すると、正月である。
正月には神社に詣でる。・・・ほとんどの日本人が行く。
これは一体何なのだ! 無茶苦茶じゃないか!
教徒でもないのに、教会で結婚式をする。
死んだら、お寺の坊主を呼び、お経をあげる。
現代の日本人には節操というものが、無いのか?
建物を建てるとき、神主を呼んで、祝詞をあげる。
決して、神父や牧師や坊主は呼ばない!
地鎮祭の玉ぐし奉てん訴訟というのがあった。
神主を呼ぶのが、けしからんというのである。
それは宗教だから!というのが理由である。
なら、なぜクリスマスをやり、教会で挙式するのか?
なぜ? 初詣をするのか?
なぜ? 御輿で町おこしをするのか?
政教分離というが、神社は宗教ではない!!
村の鎮守の神様は、人々の心の拠り所である。
戦後の日本人には節操が無くなった。
そして55年も経ってしまった。
・・・だからクリスマスを不思議とも思わない。
硬いことを言うな! と言われるかもしれない。
しかし、現代の日本及び日本人が進む方向を見失っている!
その病根が見えてくるのである。
ええじゃないか!誰にも迷惑かけるわけじゃなし!とよく言う。
しかし、迷惑かけなければいい、というものではない!
戦前の日本人には節操があった。
貧しかったが、凛としていた!
55年かけて、無節操な人間集団を作ってしまった。
その顕在化したものの1つが、クリスマスの馬鹿騒ぎである。
あなたの宗教は?と聞かれて、答えられない人間がクリスマス!
ちゃんちゃらおかしい。(教会にも行った事がない者が・・)
いつもこの時期になると、憂鬱になる!
もっと凛とせよ!日本人!!