『風の見える朝』

No.8 ふきのとう

投稿日:2001/03/12 投稿者:大西秀憲
2月12日に「ふきのとう」が出ているのを見つけた。 
毎年一番に出るのは同じ所だ。 
去年より10日あまり、早いと思う。 
寒い寒いと人間は言っているのに、ちゃんと芽を出している! 

さっそく30ばかり摘んで、いただくことにした。 
この時期の「ふきのとう」は実に美味い。 
独特の苦味と香りが、たまらなく好きである。 
多くは食べないが、季節の瞬間を味わう。 
1時間後には、もう食卓のメニューである。 
何と言う贅沢でしょうか! 

私の「ふきのとう」の食べ方は、「味噌あえ」である。 
これが一番おいしいと思う。 
ゴマを炒って、それを擂り、味噌を加えて、また擂る。 
採りたての「ふきのとう」を、さっと茹で、細かくきざむ。 
きざんだものを、味噌ゴマに入れて、よく混ぜ合わす。 
これで、出来上がりである。 
ご飯によく合うし、特に日本酒には絶品である。 

不思議なことに、家の周りで「ふきのとう」が出る順番がある。 
それは、毎年決まっている。 
3月にならないと、出ない所もある。 
何で決まっているのか解らないが、実に不思議だ! 

「ふきのとう」が出たら、次はいよいよ山菜のシーズンだ。 
筍、タラの芽、わらび、ぜんまい、ウド、わさび・・・・・ 
毎年、この季節が待ち通しい。 
季節の瞬間を味わう! この瞬間を「旬」と言う。 
何と言う贅沢であろうか! 
皆さんに、ぜひお勧めしたい。 

加工食品をレンジでチン! 冬にトマトを食べる! 
不自然だとは思いませんか?

モノづくりの原点…それは「人と社会を結ぶ応用技術」

応用技術で暮らしを支えるモノづくりを。
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