No.65 なぜ日本人は反論しないのか!
投稿日:2005/03/26
今、竹島が騒々しい。
韓国は第二の侵略と言って国を挙げた騒ぎになっている。
騒ぎに惑わされてはいけない、竹島を侵略しているのは「韓国」である。
言うまでもなく、竹島は100年前から日本の領土である。
(文句があるなら今になって言わず、100年前に言うべきである)
そこに、無断で「軍事施設」を作り、国旗まで立てているのは韓国である。
これを「侵略」と言わずして、何と言うのか?
そして竹島問題と同期するようにして「謝罪」問題が、また出てきた。
これは民衆から出たのではなく、大統領から出たのだから事は重大である。
日本は今までに、何回も謝罪を繰り返してきた。
天皇陛下も正式に謝罪の言葉を発せられた。
これで、二度と謝罪や過去の問題を持ち出すことはない!と大統領は言った。
しかし、大統領が変わると、また同じように「謝罪」を求める。
だが、今回の状況は深刻である! なぜなら「竹島」・「謝罪」・「侵略」が
三つ巴になって、韓国の世論を盛り上げるためである。
どの国でも「領土」問題が出ると、目の色が変わる!
(但し、日本は目の色が変わらない世界で唯一の国である)
以上に対して、日本政府は何も抗議しないし、正式コメントもない。
国のやり方にしびれを切らした島根県が「竹島の日」を県条例で制定した。
島根県の当たり前の「英断」に拍手喝さいである。
しかし、この問題は一地方自治体の問題ではない!! 国の重要問題だ!
ところで、日本政府はなぜ?何も抗議しないのだろうか?
国際的には、相手が無理難題を要求した場合「無言は」認めたことを意味する。
相手の国が言った、2倍を言って返すぐらいで、丁度である。
何も言わないのは「腰抜け」である。
周辺諸国から、日本は腰抜け国家だと、完全に舐められている。
だから、言われっぱなしである。 ・・・最後には「物や金」でごまかす。
こんな状態の国が、したたかな北朝鮮を相手に交渉できるわけが無い!!
竹島に、軍事施設や国旗が立っている事実は、国際法ですこぶる重要である。
もし、韓国が調停を「国連」に持ち込めば、必ず日本が負ける。
「なぜ?日本は黙って見ていたのか?」と、国連は言うだろう!!
尖閣諸島も大変由々しき問題である。
言うまでも無く、尖閣諸島はれっきとした日本の領土である。
これを最近になってから中国の領土だと言い出した。
100年以上、何も言わなかったのに、突然言い始めたのである。
これには理由がある。
それは海底の「ガス油田」である。
どうも尖閣諸島周辺には、かなりの天然資源が眠っているようである。
これに中国は目を付けた。 実際に調査と試掘を既に行っている。
これから始まる、一大プロジェクト事業、実行には、尖閣諸島が必要である。
それには2面あると思う。
一つは、事業基地としての島である。
もう一つは、気兼ねなく「天然資源」を独り占めするためである。
だから、この島は中国の物だ!と突然言い出した。
(言うのなら、100年前に言うべきである)
この中国の所業に対して、日本は何も抗議しない!
抗議しないことは、中国の所業を「認めた」ことになる。
国際的には「実績」または「事実」または「現状」を何よりの根拠にする。
もし、このままで「国連」に持ち込まれたら、必ず日本は中国に負ける。
南鳥島もまた、由々しき問題である。
まさか、ここまで言う奴はいないだろう!と思っていたが中国が言った。
「あれは只の岩礁である」だから日本の領土ではない!と。
何を言うか!言うまでも無く、南鳥島はれっきとした日本の領土である。
太平洋の荒波にもまれて、侵食されたりくずれたりするのを日本が保全してきた。
今まで、日本人が大変な苦労をして、南鳥島を守ってきたのである。
確かに、南鳥島は小さな小さな島(というより岩礁)である。
しかしながら、国際法に基づくれっきとした島である。
なぜ?日本が、この島を大切にしてきたか? 重要な理由がある。
それは「領海」である。
南鳥島が日本の領土である以上、そこを中心に領海300浬が成立する。
これが実に大きいのだ。
今の内に、大きな声で反論しておかないと、後日とんでもないことになる。
しかし、日本政府が過激に声明を出したと言う事を聞かない。
南鳥島も、竹島・尖閣と同じようにしてしまうつもりだろうか?
なぜ日本政府は、臆することなく、堂々と言わないのか?
世界の普通の国は、領土問題には目の色が変わる。
フォークランド紛争の時、イギリスは間髪を入れず、軍事行動を起こした!
そして多大の犠牲を出したが、アルゼンチンを打ち破り、世界に威信を示した。
フォークランドは小さな島であり、しかもイギリスから非常に遠い。
費用対効果を考えると、問題のならない!
しかし、この時には、国の一大事として国民が団結、皇太子も真っ先に出陣した。
先祖が尊い・多大な犠牲を払って得た「領土」は国の基本である。
だから「死守」する!
もし、尖閣諸島に中国の軍隊が上陸して、これを占拠したら日本はどうするか?
イギリスと同様の迅速な軍事行動が起こせるだろうか?
(そのとき発生するであろう犠牲は問題ではない・・・これは世界常識である)
絶対に、日本は軍事行動が起こせない。
このことを、周辺国は知り尽くしているから、日本の主権を全く無視する。
中国の潜水艦が領海を侵犯しても、見守るだけの国に「軍事行動」の根性はない。
普通の国なら、領海侵犯した潜水艦を見つけたら「即撃沈」である!
何を言われても、理不尽な言いがかりをされても、何も反論しない。
何も反論しないことは「認めたこと」になる。
百歩譲って、小さな問題ならまだ許せても「領土」問題は絶対に看過できない!
それは我々の先祖が「血を流して得た」貴重な財産であるからだ。
一言で言えば「国とは領土」である。
そして、国があって、我々日本人が存在する。
国が無ければ、日本人は「流浪の民」となる!