『夢のつれづれに』 - 私の願い -

No.58 明日に向けて

投稿日:2018/01/22 投稿者:大西秀憲

「世相」と云う言葉がある。
  その時点で起きている事件やニュースが、現在社会の本質や今後現れる社会を先取りしている事が多い。
    ひっくるめて、それを世相と呼ぶ。
      そのような切り口で眺めてみた。
         その内、いくつかを材料にして料理してみる。

① 年金、70歳受け取り可能に! と云うニュースが流れた。
  皆さんは、これをどのように受け止めたか?
    (60歳から69歳までは年金を受け取らず、70歳から受け取る選択もありますよ!という説明)
  ついに言うたか!と私は思った。
    言葉や説明はいざ知らず、狙いは「年金支給70歳」である。
       65歳から欲しい人は、カットしてカットして「雀の涙」になるよ!と云ったのである。
         これは安倍内閣の「一億総活躍社会」とセットの重要施策である。
           直言すれば、70まで働けヨ! 70まで年金払えヨ! と云うことだ。
  現在、60から70までの人は再就職して働いているが、年金を払っていない人が多くいる。
    「それは許さんぞ!」と云うのが、今回発表の本質である。
       逆に云えば、将来を考えると、もうどうにもならないのである。・・・酷なようだが将来、年金は無いに等しい!

② 「成人の日」の着物詐欺
  騙す方も相当だが、騙された側と社会も相当なものである。
    若者が一つ勉強になった事は「世の中 悪いヤツが居る!」ということ。 ・・・これも生きた教材による勉強である。
      日本以外では「騙したヤツより、騙されたヤツが悪い」との常識もある。
        日本の教育と社会では「きれいごと言って」、「本当の事は言わない」。
          ・・・特に教育界とメディアが著しい。
  被害に遭った人は実に気の毒である、しかし成人して、これから現実社会を生きていくには、大変勉強になったと思う。
    世の中に、悪いヤツは「五万といる」のである!
      よい経験をして「清濁併せ呑む」ようになるのが「一人前の成人」なのである。
  それにしても、私に分からない事がある。
    なぜ? 着物が無いと成人式に出席できないのか?
      皆さん着物を着るからか?
  ならば、普段若者たちが言っている事と大きく矛盾する!
    曰く、個性を大切にしたい! 私は私! 皆と一緒のことはしたくない! と、言っているではないか!
      あれは「嘘」か?
        ケメ子が着物で行くなら、わっちはジーンズで行く、で良いではないか!
          皆と一緒「金太郎あめ」みたいな主体性の無さに、みごとに付け込んだ「詐欺師」だった。
  もっと不思議なのは「社会の反応」である。
     行政が「もう一度成人式をやる」というニュース! 冗談か?と思ったら正気のようだ。
        なぜ?若いヤツに、そこまで「媚びを売る」必要があるのか?

③ 「率」で飯が食えるか!
  TVニュースを見ていたら、どこかの大学の教授がフリップを使って世界の賃金について能書きを足れていた。
    曰く「日本は世界の中で一番低い」とのこと。
      確かに示したグラフでは日本だけが、どんと離れて他の国より低かった。
         ところがよく見ると、そのグラフは「賃金のUP率」である。
           その先生は日本だけが非常に低いから「他国並みに上げろ!」と云っているのである。
             見事に本質をボカシた、騙し説明である。
  日本の賃金は「世界一」である。
    更に、日本は見事な「中間層重厚社会(非格差社会)」なのである。 ・・・一億総中流意識だ!
      他国は「実に貧富の差が甚だしい!」凄まじい格差社会である。
        例えば、USAは全体の5%の層が、富の95%を握っている。
  これから高齢率40%と云う、悍ましいほど凄い社会が来ると云うに「まだ賃金を上げろ」と云うのか!
    それで、どうやって世界と競争すると云うのか?
      こんなボケた様なことを云う輩をTVでしゃべらせるメディアが一番悪い!
        真摯に働いて家族を養い、社会に貢献している普通の人は「率」で生きているのではない!
          アホな持論で民衆を惑わしたらダメだ!

◎ そこで、たまには若者向きに将来にむけたアドバイスをしてみる。
  自分は「何ができるか?」・・・これが最も重要
  例えば営業職なら:
    同僚が営業に行って10万円売った ⇒ なら、自分が営業に行ったら50万円売る! ・・・これが実力だ。
      同僚が「トラブル押さえ」に行ったら、逆に返り討ちに遭い、余計火が燃え上がった。
        そこで、自分が押さえに行ったら、すぐに話がまとまり、感謝されて「お土産注文」まで貰った!
          これが実力である!
   例えば技術職なら:
     同僚が開発に「半年」もかかった・・・
       自分なら「一か月」でできる!  ・・・これが実力だ!
   人間の能力には歴然とした差がある。
     実力を磨く! これが「自分が生き残るすべ」なのである。
       ・・・どんな時代でも変わらない本質だ!
           「ガキ」みたいな事をいつまでも云っている「ヒマはない!」のである。
  要は、誰でも出来ることをやっていては生き残れない。

以上が腹に落ちたら「取組み方」を次に伝授する。
 〇 自分は自分で守る
      アリとキリギリスの例えを噛みしめよ!
 〇 人を当てにしない
 〇 平等意識を根底から改める ・・・世の中に平等など一切無い!!
 〇 人生設計をする ・・・10年したら10歳増え、30年したら30歳が増える。・・・当たり前を忘れるな。
 〇 社会の上位20%に入る
     その為、人の何倍も努力する

 将来を豊かに、老後を充実して生きる「鍵」は、自分にある。
  (とにかく、皆と同じ、横並び思想が「一番問題」なのである)
     ヒントになりましたか?
       やるか?やらないか? それは「あなた次第」である!!

モノづくりの原点…それは「人と社会を結ぶ応用技術」

応用技術で暮らしを支えるモノづくりを。
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