No.61 多事雑感
全くの独善、自己中心思考で恐縮ですが、巷のノイズに耳を向けると、見えた事がある。
称して「多事雑感」として書いてみた。
当然ですが「暇人の歯ぎしり」として、目くじら立てずに読み流して下さい。
① ユニセフと寄付
テレビのBSチャネルを視ていると度々「ユニセフのCM」が流れる。
皆さんも見ている通りである。
必ず、黒人の母親と小さな子供が登場する映像である。
曰く、「この子の命は永くない!」・・・このままでは死んでしまう
だから「寄付をしろ」との「アナウンス」が流れる
例えば、「一日100円、1か月3,000円の寄付」で〇〇食分になる! という。
私は、これほど嫌なCMはない!! ・・・最もイヤなコマーシャルだ。
当然、TVでCMを流すには費用がかかる。
その金があるなら、なぜ?CM止めて、その金を「〇〇食分」に使わないのか?
これが不思議で仕方がない。
私は国に納税している。
日本国はアフリカを始め後進国に多くの援助をしている。
それで十分じゃないか!
子供に十分な栄養を与える見込みが無いなら、子供を産むべきではない!
② 正直な事(正しいこと)とは? ・・・何が直きことか?
昔の中国、ある地方の長が、孔子に言った。
「あのですね孔子さん、うちの郷には今どき珍しい程、正直な若者が居るんですよ」
孔子:「へえ・・ それはどんな人ですかナ」
長:「ある時にですね、若者の父親が羊を盗んだんですね・・・」
そしたらですネ、若者はその事を役所に届けたので、父親は捕まってしまったんですヨ!
「どうですか! 今どき珍しいほど正直な若者でしょ!」、この者は我が郷の模範ですヨ!
すると孔子が云った。
それは違うヨ! 我が郷の正直な者とは、「子は父のために(盗みを)隠し、父は子のために隠す」のが私の考えだ。
本当の正直とは「このような事です!」と。
それを聞いた長は「己の不明を大いに恥じた」と云う。
全ての人間関係の基本とは「親子、夫婦」です。
その信頼関係がなければ「何事も成り立たない」ものです。 ・・・現代も同じである。
小さな正義感で物事を計るべきでない!
③ オリンピックとメダル
先日、2020東京五輪のマラソンコースが発表された。
マラソンはオリンピックの花形であり競技の本質である。 ・・・やたらと増えたインフレ競技と、訳が違う!
ところで最近日本のマラソンレベルが頼りない。
素質ある若者の多くが、他のスポーツに行っているためと、私は思っている。
なぜなら、スポーツも「インセンティブ」である。
野球を!サッカーを!ゴルフを、テニスを!見れば分かるでしょう!!
優秀な選手は「凄い報酬だ!」
マラソンは極めて地味で孤独な競技だ。
だからこそ「高いインセンティブ」を与えるべである!
例えば、金メダル=3億円、銀=2億、銅=1億円 でどうだろうか?
若い選手も「やるきが出る」だろう!
100兆円=100万億円、の国家予算の国なら「屁でもない額」である。
④ 女子アナ
古い陳腐な匂いがするだろうが、私にはアナウンサーに対する概念がある。
ところが、いつの頃から「こうなった」のだろうか?
タレントか?アナウンサーか?訳が分からない女子が増えた。
アナウンサーがTVカメラの前で、飛んだり跳ねたり騒いだり! これは一体何なのか??
画面のテロップの「〇〇アナ」と出るから、恐らく局のアナウンサーなのだろう!
「タレントならタレントらしく」、「アナウンサーなら、それらしく」すべきである!
イヤなら、タレントか芸人に転向したらいいじゃないか!
・・・当然みんな若いが、これらがドタバタすると「気分が悪くなる」
⑤ 昔の貴族と現代の貴族 ・・・貴族は続く
平安時代には貴族がいた。
貴族とは「非生産階級で支配君臨階級」である。
どの位いたか? 都と地方を合わせると「約1600人」だと云われている。
この頃の日本の人口は「約600万人」だと云われているから、比率は0.00027%である。
・・・いづれにしても非常に少ない。
だから「特権階級」と言われるのであるが・・・
この人達は「ひたすら遊び、ひたすら消費し、正に贅沢三昧」であった。
当然、それを支える民は貧苦に喘いでいた・・・
今も「貴族はいる」
但し、現代は貴族と呼ばず(さすがに差し障りがあるだろう)「議員」と呼ぶ。
現在、都には「750人の貴族」(衆議院500、参議院250)が居る。
この他に「地方貴族」が桁違いの員数居る。
党や会派や派閥や、色々云うが「究極は議員になる手段」である。
自民党や民主党や共産党や、色々云うが「特権階級になるための手段」である。
その証拠に、旗色を眺めて「強い方になびく」
昨日まで〇〇党と云っていたが、今日から〇■党、そしてまた変わる。
・・・一度手に入れた特権階級=貴族の地位を維持したいのが本質である。
そのためには「何でもやる!」
⑥ ゆっくり車と交通法 ・・・おかしいヨ!
車で走っていると「なんじゃこれは!」と思う車がいる。
ナメクジが昼寝する位のスピードで、天下の公道を「のたりのたり」と行く、例の輩である。
何を思って走っているのだろうか?
「人の邪魔をして」そんなに嬉しいか?
道は一本である。 ・・・数車線あれば、こんなことは言わない。
30Kmや40Kmで、郊外の空いている道路を走るのは「エゴ」である。
皆、事情があって車を使っている。
プロの運転手も多くいる。(当然、運搬や料金の上りで一家を養っている)
ふざけてはいけない!
自分は制限速度を守って「満足かも知れない」が、世間の大迷惑である!
・・・極論すれば、見つけ次第処罰すべきだ。
こんな車に遭遇して「イライラする」だけでも事故の危険が増す!
もう一つは制限速度40Kmの標識である。
街の中心ならいざ知らず、郊外の郊外の外れの「農道様」の道路に40Kmの規制が多い。
周りには危険な要素は何もない。
この道路を「41Km]で走ったら、厳密に云えば「道路交通法違反」である。
多くの車は60~70Km位で走っている。
では、みんな違反なのか? 否! 捕まらなければ「違反ではない!」。
基本的におかしいではないか! 捕まろうが、そうでなかろうが「違反は違反」であるのが、法の正道だ!
・・・たまたま捕まった時だけ「違反した」と云う。
こんな法(道路交通法)は、基本的に間違っている。