『夢のつれづれに』 - 私の願い -

No.85 空白の7カ月

投稿日:2021/07/08 投稿者:大西秀憲

実に7カ月ぶりの投稿となる(今日は2021年7月8日だ)
昨年12月以来、様々なイレギュラー事案が発生したため、その対応に時間を割いていたら、いつの間にか7カ月も経っていた。
コラムだけでなく、1月以来「絵」を一枚も描いていないので、私の時間的窮状を想像頂けるだろうと思う。
例えば:新建設用地の土地購入
    社屋建設の構想作成
    「テクノスファーム」の基本的準備
    メロン・スイカの実験的栽培
以上の事案をパラレルにやっていたら実際、あっという間に時間が過ぎたのだ。
もし社外の方で、この稚拙なコラムを読んで頂いているとすれば、「体調不良でダウンしているのか?」と思われたかも知れない。
しかし上記に説明したように、私は至って健康でアクティブに活動しているのでご心配ご無用です。

さて、今年も早や半分が過ぎてしまったが、この半年を俯瞰して感じたことを書き留めたい。

◎ウイルス禍とオリンピック
東京都に4度目の非常事態宣言を出すらしいが、ならばなぜ?その非常事態の中心でオリンピックを開催するのか?
昨年の3月以来「堪え難きを耐え、忍び難きを忍び」まさに必死で生きている一般民衆の実態と民心をどう思っているのか?
良質で従順な国民に「協調と世論という空気」で我慢をさせ、多大な犠牲を強いている政府と行政!
社会の一番弱い層に一番のしわ寄せがきて、しかもそれが長期に続いているのだ。
今の状況で何がオリンピックだ! 本当に冗談は言わないでほしい ・・・それともIOCに脅されているのか?

世界の聖典のように喧伝するが、オリンピックはスポーツを生業とする、極々一部の人達のスポーツ大会じゃないか!!
一般民衆に「3密」を強いておいて、スポーツ選手と関係者は「別だよ!」は通らない!
当然世界中から選手とその関係者が大挙して来るが、常識が通る良質な人ばかりではない。
過酷な環境で強かに変異した「手が付けられないウイルス」を持ち込み拡散させるリスクが高いと思う。
そんな状況に国民をさらして、国はどうするつもりなのか? 聞いてみたい

非常事態宣言は、他の先進国なら「ロックダウン」である。
日本は法律上ロックダウンができないので「宣言」というあいまいな対応を取っているだけだ。
従って、世界の普通の国なら「ロックダウン=都市封鎖」の都市でオリンピックを開催するという「支離滅裂」なことなのだ。
なぜ?そこまでして「IOC理事」の機嫌をとらなければならないのか?

今回の五輪とは別に、そろそろ日本も「IOC五輪ビジネス」から決別する検討をすべきだと私は思う。
オリンピックの実態は決して清く美しい聖典ではない。
実態は完全なスポーツビジネスでドロドロだ。
候補地を決定する裏で巨額の汚い金が動いているし、理事は巨万の富を築く。
開催期間中の放映権決定と会場の広告料はIOCの独壇場だ!
開催国には多大な建設・運営費がのしかかるので、負担に耐えられず候補を忌避するのが、現在の世界の流れだ。
そろそろ世界人類はオリンピックの幻想と決別する時期にきているのではないか?
日本人には「オリンピック信仰」がある・・・先ず、これから脱皮すべきだ!

◎機を見るに敏な中国
世界の先進国が須らくウイルス禍で右往左往している隙を狙って、まるで計画したように香港を自分の色に染めた。
「 今だ! やれ! 」習皇帝の命令下、一挙に全てを実行し、そして極めて短期間で成し終えた!
香港の良識派は完全に排除され、言論・報道・行動の自由は無くなった。
次は海外のメディアやIT系企業、一般のビジネスマンが取り締まりの対象になる。
「国家安全法」に違反している! その一言で逮捕収監することが、いとも簡単にできる。
一般の観光客も特別な理由なく逮捕収監できるのだ。
「香港は死んだ!」とメディアが報じたが、まさに中国本土と同じになった。
・・・良い所だったが、中国が崩壊して元の姿に戻るまでは、香港観光に行きたくない!

それにしても「鮮やかにやるな!」・・・慣れた火事場泥棒のように!
日本の指導者達も100周年祝賀電報など打って機嫌を取るより「皇帝の爪の垢」でも煎じて飲めば少しは狡賢くなるのに!!

◎事実上の占領
日本がウイルス禍で、朝から晩まで、上から下まで、オタオタ・ウロウロしている間に「中国公船が占領」事実を作っている。
言うまでも無く「尖閣諸島」のことである。
中国の公船は、連続して約140日間も島の目と鼻の先を航海して居座っている。
これに対して日本の官船は「お願い」をするだけで、実力行使は全くやっていない。
もし、これが逆の立場なら中国は間髪を入れず「日本の艦船」を撃沈するだろう!

今、中国がやっているのは、日本の出方をみるための「ジャブ打ち」である。
彼らは海上保安庁の巡視船は全く問題にしていない。・・・これは行政の警察だからだ
彼らは日本の海上自衛隊の護衛艦と空母、そしてアメリカの太平洋艦隊を睨んでいる!
ところが今の所、これらが動く気配がないので、平気で居座っている。
いくら皇帝陛下の命令で尖閣に来ているといっても、本当の所彼らも「戦闘は怖い」のだ。
そんな訳で、中国艦船のジャブ打ちは、その時が来た時のための「様子見」である。

つまり、隙があれば「間髪を入れず」に島に上陸して軍事施設仮設し、国旗を掲げて占領を完了する。
・・・一度占領すると、もう外交手段では解決しない ・・・唯一の解決方法は「戦争」だけだ
しかしながら、今の日本には「その根性は無い」ので、ひたすら「遺憾」と「話し合い」を言うだけになる。
次の進展は「では2カ国」で仲良く使いましょう! と日本が譲り一件落着とする。
ところが相手は「何でもありの海千山千」で「すべったこべった」と言いながら、気が付けば全て中国のものになっている。
人の良い日本人は手も足も出ない!!
「シーレーンの要」と「豊富な地下資源」と「豊かな漁業資源」の尖閣は、このようになる。

こんな無様な姿になりたくなければ、直ちに尖閣に施設を作り、臨時に自衛隊員が駐留し、国旗を掲揚すべきである。
それと共に、島の付近を漁船に開放して業業を奨励し、また地下資源のボーリング調査に着手すべきだ。
・・・今、日本国民に尖閣上陸を禁止したり、漁船を排除しているのは皇帝に対する遠慮からか?

◎熱海の人災と役人の職務怠慢
梅雨の末期や台風シーズンになると毎年、川の氾濫と山津波、土石流による被害・惨事が起きる。
そんな中で、熱海で土石流による大惨事が発生した。
犠牲になった方々と災害に遭遇された方々には、言うべき言葉もない・・・
それにしても、今回大惨事では繰り返し流れる生々しい映像が強烈であった。
一刻も早い復旧を心から望むが、一段落したら集団で訴訟を起こすべきである。
なぜなら、これは「人災」だと思うからだ。 ・・・訴える相手は熱海市と神奈川県の土木官僚だ。
その理由は「危険を放置した罪」である。
山の斜面を削り、造成して(盛り土)放置した当事者が最も悪人だが、その状態を知りながら行政として放置したのは公務員だ!
行政の土木部に居るのは土木の専門家が多い。・・・つまり素人役人ではない!
盛り土の事実と危険を知りながら、声を大にして対策しなかった罪は非常に大きい。
従って私は「人災」と云うのである。
全国には、まだまだ多くの同様例があるのではないか!
起きてから騒がずに「起きる前に騒ごう!」

モノづくりの原点…それは「人と社会を結ぶ応用技術」

応用技術で暮らしを支えるモノづくりを。
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