『夢のつれづれに』 - 私の願い -

No.31 あたり前のこと

投稿日:2015/10/19 投稿者:大西秀憲

世の中の大人、実は知っているが知らぬフリをしている「本当の事=あたり前のこと」が数多くある。
今更の感があるが、これらの一部を「あたり前のこと」として書く。
   ・・・これらを「責任ある大人」として生きるための「気付け薬」として頂ければ幸甚である。

◎今年も大雨による洪水被害が各地で起きた。 ・・・毎年どこかで起きる「川の氾濫」による被害である。
  では、被害はなぜ起きるのか?  ・・・それは川より低い土地に住んでいるからである。
  では、川の氾濫はなぜ起きるのか? ・・・それは「日本の川が短い」からである。
    欧米の川の長さは、優に日本の10倍以上である。
  従って、少々の豪雨でも一挙に水位が上昇しないから、洪水で川が氾濫したり堤防が決壊することはない。
    日本では川の近くに住む場合「覚悟をして住む」ことである。 ・・・日本の自然には勝てない!

◎東京で大地震が起きるのは近いと言われている。 ・・・起きれば被害は、東北大震災の比ではない
  ではなぜ?日本に地震が多いのか? ・・・それは地球の表面構造の特殊性から来るのは皆が知っている。
    日本列島は「4つのプレート」の上に乗っかっている。 ・・・そして、これらが互いに動いてぶつかる
    ヨーロッパやアメリカは1枚のプレートだけである。 ・・・だから安定しているので地震が起きない。
  しかし、日本に住む以上、地震や津波は「絶対に避けられない」ことである。
     ・・・イヤなら海外の地震が無い国で住むべし。
  古来から日本人は地震に悩まされたが「良いこと」もある。
    それは「あきらめる心」と「スクラップ&ビルド」を身につけたことである。
      これが日本人のエネルギーと活性化の源泉となった!

◎グローバリゼーションを叫ぶ「アメリカが世界一閉鎖的な国」なのである。
 「度量衡」が一番の良い例である。 ・・・世界の皆がこれで迷惑している。
   重量=オンス、 長さ=インチ、フィート、 広さ=エーカー 、量=ガロン ・・・などなど
 例えばインチでどれだけ世界が困っているか! ・・・電子工業の世界は「インチが世界標準」である。
   インチは中途半端で小数点以下がある。 ・・・ 1インチ=25.4mm
     だから「あいまい」で「mm(ミリ)」と合わないし、変換するのに難儀する。
 その点、日本は見事に尺貫法からメートル法に切り替えた!
   ・・・すでに60年以上になる

◎国際化やグローバル化は与太話
  自分の国が最重要で、自国民や自国の利益を最優先するのは自明の理であり人類の基本である。
    夫々の国が自国を大切にするから「国際化」なのである!
      ・・・相手に擦り寄るのは大人の国がすることではない。
  デタラメのマネーゲームのリーマンで世界経済を破壊したが、アメリカは一度も誤っていない

◎水は高いところから低いところに流れる。
   世の中も、金を持っている人の所に金は集まる。
     また、実力や魅力がある人の所に人は集まる。
        あたり前の事だが、人はこのことをすぐに忘れる!

◎成功者は人より努力したから成功したのである。
   ・・・努力もせずに成功する人は古今東西いない
  だから、成功したければ「人より努力」することである!

◎エジソンは「99%の努力と1%の才能」と言ったらしい。  ・・・しかし、それは彼の謙遜である!
  エジソンは神がこの世に遣わした天才である。
   1年遅れで小学校に行ったが、わずか「2ヶ月」しか学校には行っていない。 義務教育も受けていない!
     おそらく今なら社会の中で生きていけないだろう・・・
  とにかく彼は天才なのである。
     ・・・因みに、天才かどうかは2~3才で分かるそうである。

◎この子には音楽の才能がある!と思ってピアノを買ったり、習わせる親が実に多い。
   音楽の才能を持ったものが、そんなにゴロゴロ居る訳がない。
     ・・・第一、親を含めた一族に「音楽家」が一人もいないのが普通の家庭だ!
  無駄な時間と、投資をするより「社会の現実」を教えた方が、何倍も役に立つ。
    ・・・「辻井信幸」は「神が遣わした天才」なのである!

◎誰でも練習すれば「錦織」や「イチロー」になれる訳ではない。
   特殊な才能が無ければ「絶対に無理」である。 ・・・練習しても、絶対に100mを9.8秒では走れない!
      才能=素質は、持って生まれたものである!

◎誰でも自分の子はかわいい。・・・その子供を見て、可能性を夢見るのは人情であるが、それは親バカである。
   誰でも彼でも秘めた能力が備わっている訳ではない
     昔から言うように「カエルの子はカエル」である。

◎親や先生は子供に、ウソをつくのは悪いことだと教える。
   しかし、「立派なウソ」がつけなければ、一人前の大人ではない。
     従って、立派な人間になるためには、子供の時から「立派な嘘のつき方」を教えるべきである。


◎親や先生は子供に「悪いことをしてはいけない」と教える。
   しかし、「悪いことはしない」と云うのは「良いことをする」という意味ではない。
     悪いことをしない人ばかりでは社会が成り立たない。
       人間は、良い事もしながら、悪い事もするのである。  ・・・それが人間である。

◎「誰でも、やればできる」などと言うが、それは妄言である。
    やろうとする人も少ないが、やろうとしても出来ない人がほとんどである。

◎「人は誰でも無限の可能性を持っている」などとよく云うが、そうではない。
   素質を持った者は極極一握り!
 「自分は何の取り得も無い平凡な人間」だと、早く悟るべきである。
   悟ると、マイペースで楽に生きられる。

◎「地球にやさしい○○!」、 「地球を救おう!」 などと「一生物の人間」が得意げに言う。
  これは人間の思い上がりである。
    地球はそんなにヤワではない!
      46億年の歴史を持つ「直径14,000Kmの球体」である!
         内部は超超高温の天体であり、想像を超えたエネルギーを持っている。
            たかだか50万年の人類など、物の数ではない!

 以上一例である。

モノづくりの原点…それは「人と社会を結ぶ応用技術」

応用技術で暮らしを支えるモノづくりを。
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