『夢のつれづれに』 - 私の願い -

No.40 パスポートと官の体質

投稿日:2016/07/01 投稿者:大西秀憲

パスポートの有効期限が6ヶ月を切ったので更新手続きに行った。
今回で何回目の更新だったか忘れたが、不思議なことに毎回毎回、窓口で揉める。
   ・・・つまり、毎回同じ場所で更新手続きをしているので、30~40年、その体質は変わらないということだ。
それにしても事務所は独特の雰囲気がある。
   何も、機嫌を取ってもらったり、お世辞の一つも言えと云っているのではない。
       もう少し人間らしい心を持った対応ができないものだろうか? と思うのだ。
          まるでロボットと話をしているような感じを受ける。
・・・私だけが、そう感じるのだろうか?
     みなさんはどうでしょうか?

今回の手続きでは2点で揉めた。(大人気なく、少々大きな声を出したことは反省している・・・)
1つは「顔写真」のサイズである。
自分で用意して持って行った写真ではダメだ!というのである。
では、何がダメかと云えば「顔の部分の寸法」が規定より短いと云うのである。
  ・・・いくら短いかと云えば「わずか1mm」である。
        (もちろん、写真全体のサイズは、ちゃんとパスポートサイズに合致している)
担当は、悪人の取調べのような態度で、スケールを使って慎重に測っているのである。
  ・・・頭の天辺から顎の先まで
1mm少ないのが何で悪いのか?

文句を言ったが、「とにかくダメ」だと言うのである。
そして、その担当は「そこにちゃんとした写真の業者がいるから、撮ってもらえ」と云ったのである。
写真屋は、慣れたそぶりでニコニコしながら立っている! そして料金は1500円だと云う。
これは写真屋と結託しているのでは?と一瞬感じた。
・・・ささいなことで持参した写真に「イチャモンをつけ」、業者に写真作成を廻す。
     毎日毎日、客が来るので、街の写真屋より「はるかに効率が良い商売」である!
        「袖の下」ぐらいは出しても、安いものだろう。
           とにかく担当は「この写真ではダメだ!」と云うだけですむのであるから・・・

外国人のパスポートも多く見てきたが、顔がボケたり、暗かったり、小さかったり、実に酷いものである。
それでも世界的に見ると通用しているのである。
  なぜ?日本だけ、そんな「ミクロ」に拘るのだろうか?

2つめは「サイン」で揉めた。

申請書の「サイン欄(写真下)」に、いつも使っているサインを書いた。
  私は仕事でも、いつもサインを使っているし、海外ではもちろん使い慣れたサインである。
申請書を出したところ「これは認められない」と、担当者が言った。
「なんでや?」と私は云った。

そうすると担当は「何が書いてあるか、読めないからだ」と言った。
そこで私は「そもそもサインとは、そういうものである!」と、強く云った。
  更に私は「読めないと言うが、そもそもパスポートは、あんたが読む物じゃないだろう!!」と云った。
そうすると、その担当は「これは漢字か? アルファベットか? 何なのか?」と云った。
  私は完全に頭にきて「わからんようにするのがサインだろうが!!」と強く云った。
更に畳み掛けるように、私は「パスポート申請書の書き方に書いてあるのを見ていないのか!バカ」と云った。
  実際、書き方の説明書には「サインは容易に真似をされるものは避けて下さい」と書いてある。
そうすると担当は「しどろもどろ」になって、カウンターから奥に引っ込んでしまった・・・
   しばらくすると、職員と一緒に出てきた(その担当は臨時か派遣だったのでは?と思う)
      待たせて侘びも言わないので、私は「いつまで待たせるんじゃ!」と、少々大きな声で、のたもうた!

出てきた職員(自分でそう言った)は、また同じ事を言った。
  私は「サインとは、読める読めないが問題ではなく、毎回同じように描ける自分独自の筆跡である」
「だから海外では日本の印鑑と同じように扱うのである」、「この仕事をしていて知らんのか!」と強く言った。
  ・・・100回でも、200回でも同じように書いて見せるから「紙持って来い!」と私は云った。

そしたら、その職員は、あんたがどうしてもこのサインを使いたいなら「一筆書け!」と云う。
「なんでや?」と私は尋ねた。
そうすると、職員は「あんたがこのサインを使うことでトラブルが起きるかもしれない」
 「このサインは自分の責任で使用するので、一切異議申し立てはしない」と、申請書の余白に書けと云った。
私は、このような無教養な、無理解な、非人間的な「輩」と関っているのがバカらしくなった。
怒りを過ぎて「吐き気」さえ、もようした・・・

私は一刻も早く終わらせたいので、上記の「一筆」を書いた。
   書いて出したら、職員は「一筆」の続きに「はんこ押印」か「氏名を書け」と云った。・・・輩か公務員は?
      ・・・要するに、自分達の責任逃れのためである!
そこで私は「サインでエエだろうが!!」と云って、サインをした。
   職員は何も言わず受け取った・・・

以上が今回パスポート更新時の出来事である。・・・(次回は78歳、何が起きるか楽しみである。)

それにしても、凄まじい勢いで世界が変化し、社会の構造やビジネスのスキームが変化している中、そして情報機器
  と情報化&デジタル化の激しい進化が現実の社会である。
そんなこと知るかい!と「公務員と云う殻」に閉じこもっているのでは、益々社会の現実と乖離していく!
公務員と云えども現実を知らねばならない!

民のために「官はお慈悲でパスポートを下賜してやるのだ」と意識しているのであろうか?
  官の、あまりにもお粗末な現実社会の認識と勉強不足に唖然とした! ・・・因みに2名とも女性です。
     (このような輩は、実業界では1日も暮らせないだろう!)

民があるから官があるのだ! もっと勉強しろと云いたい!

モノづくりの原点…それは「人と社会を結ぶ応用技術」

応用技術で暮らしを支えるモノづくりを。
応用技術で暮らしを支えるモノづくりを。
応用技術で暮らしを支えるモノづくりを。
応用技術で暮らしを支えるモノづくりを。