『夢のつれづれに』 - 私の願い -

No.44 誰が最大の犯人か? ゆとり教育

投稿日:2016/11/01 投稿者:大西秀憲

それにしても「誰が言いだしっぺ」で、「誰が決定して推進した」のか?
  あるいは両者は同一人物か?
     やはり本当の黒幕は見えない所に居て、「絵図」を描いているだけなのか?
        いわゆる「ゆとり教育」に関する事である。
           流石に修正されたが、この教育で育った子供が社会人になるのは、未だ10年はかかる。
すでに社会人に巣立った10年、これから巣立つ10年、「都合20年の骨抜き教育」の付けは大きい!
  日本社会に「ボディブローのように」効いて来る・・・

その意図は、日本人を「骨抜き」にするつもりか?
  それは誰が描いた「絵図」か?
     誰が黒幕か? ・・・全てに於いて「絵を描く輩が必ず居る」
       その「輩の」狙いは、何なのか?
         その輩(売国奴)を操る(つまり資金の出どころ)のはアメリカのCIAか? あるいは中国筋か?
            その絵図にまんまと乗せられる日本人がお人好しで馬鹿である。

なぜ?日本の教養人、常識人、人格ある教育者達は反対しなかったのか?
  普段偉そうに教育論をぶったり、教育界の面々たちの怠慢である。
    とにかく教育界、一蓮托生の責任である!
       一日も早く元に戻さねばならない。
          ゆとり教育はメルヘンである!
            どうでもよいことに大騒ぎするメディアも、ゆとり教育の弊害は何も言わない。

とにかく、明らかに学生の質(子供の性質)が変化している。
  私は、それは社員の採用活動を通じて、その変化が良く分かるのである。
     一言で云えば「精神面が非常に脆い」のである。
        よく言えば「清らかで純粋」である。
採用面接で「すぐに泣く」女子学生が多いし、「無気力・無反応、無機質な」男子学生が多い。
        ↓                   ↓
   極薄のガラス細工の様だ!       「きん抜き(去勢)」された様な!

何も私だけが感じるのではない。 ・・・多くの指導者層の口から、同様の困惑が聞ける。
先日も、ある引越屋さんでリーダーをしている30代の人と話をした。
  彼は開口一番「ゆとりは使えん!」と云った。
    ・・・ゆとり教育で育った若い人は使い物にならない!と云う意味である。
         育てようと「ちょっと注意したら、すぐ辞める」
           「ガッツさが全く無い」ので、一つ一つ簡単なことでも「指示しないと動けない」などなど
業種・業態、環境、状況など大きく異なるが「云っている事は共通」することが多い。

子供の時から純粋培養で、誰も皆同じ様に能力を持つと云われ、上下に差が無く、横一列で育って「22年」!
  いざ!社会人に巣立ちの「就活」において、生まれて初めて「現実の世界に直面する」ためらい!
    驚きと、失望と、不安などで「目まいがする」のではないか?
      例えば、一流企業などは、特定の大学以外の学生には目もくれない。
         受験させてもらえない! 受付すらしてもらえない!・・・自分は大学生で「対象者のはず」なのに。
事、ここに至って生まれて初めて「人間の差」を知ることになる。
  「社会は絶対に平等ではない!」と云う、あたり前の現実に「生まれて初めて」直面する!!
     嗚呼!何と云うことか? ・・・気がついても「時すでに遅し」である。

これは子供の時から「競争による序列を排除」した結果の姿である。
  人間生まれた時から平等などどこにも無く、全てが厳しい競争による結果としての「序列」であるのが現実社会。
    「法」ですら、金持ちには優遇されるのだ。・・・逮捕されても「保釈金を積めば釈放」になるのが現実!
       なぜ?子供のときから熾烈な競争による「生存競争」が現実社会である!と教えてはダメなのか?
          メルヘンで育った子供が、22歳で現実を知る方が余程「酷で哀れ」である!
・・・現に、現実になじめない多くの若者が社会人にならないか、なってもすぐに現実逃避する。

時代がどうあれ、環境がどうあれ、状況が変わっても、結局は「自分の努力と才覚で人生を切り開いて行く」しかない。
  ここに必要なのは「強靭な精神力と逞しい生存能力」である!
     限りを尽くして甘やかした「ゆとり教育」は、最大これが欠如している!
        従って、ここ一番という時に「負ける」
           悲しい事に、本人は「事の本質」が分からない!

結局、「競争排除の絶対評価」を何の疑いも無く育った「本人」が一番の被害者であると、私は思う。

「何で!こんな教育をしたのか!」と、当事者の若者達が怒って抗議してもおかしくないと、私は思う。

しかし現実は、若者達がそんなことも全く気が付かないほど「メルヘン化」している!

  (失敗した原因を徹底的に分析して次に生かすことを全くしない所が「日本の最大の悪い面」である。)

モノづくりの原点…それは「人と社会を結ぶ応用技術」

応用技術で暮らしを支えるモノづくりを。
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