『夢のつれづれに』 - 私の願い -

No.63 当たり前の基本的なこと

投稿日:2018/09/04 投稿者:大西秀憲

現代の世の中、生きるのに難し過ぎる。
  人が普通に生きていくのに雑多な事(どうでもよいこと)が非常に多すぎるのだ。
    要するに、シンプルに生きていくだけなら、ほとんど必要が無い事柄が実に多い。
      しっかりと自立して、ブレない人はよいが、そうでない人は「どうでもよい事に惑わされる」のである。
        何が大事で、何が捨てるべき事か? この分別が出来ない!
従って、生き方が不安定になる。
  この状態は「付和雷同」に乗った結果であり、そして、人は悶々とした日々を送ることになる。
    また、そういう人ほど「新興企業の搾取対象」となり、多くのムダ金を無意識に吸い上げられている。
      残念なことに、こういう人ほど「中流・上流」とは無縁の人生を送ることになる。
        スマホゲームで立派になったり、豊かな人生を送る人はいない!

もし現状を払拭したいなら、解決方法がある。
  それは「基本を知る」事である!
    世の中、何が基本かを理解して、これを「生き方の基軸にする」ことである。
      そうすると「不要な事」が見えてくる。
       ・・・要するに、不要なことには手を出さず、捨て去ることが肝要だ!

次に「当たり前の事」の例を挙げる。

① 「おじいちゃん・おばあちゃん」の名前が云えますか?
 誰でも、おじいちゃんは2人、おばあちゃんも2人、計4人が居る。
 (曾祖父母の名前まで言えとは申しません!)
   私は、若い人の中に、祖父母の名前を知らない人がいる事を知って、非常に驚いた。
     要は「自分のルーツを否定」しているように見えるのだ。
       パソコンやスマホで、難しい操作や処理は得意とするが、肝心の自分のアイデンティティを知らない。
         せめて、自分の「じいちゃん・ばあちゃん4人の名前」ぐらいは、知っておくべきだ。
            難しい事でも何でもない、極極当たり前のことで、これは基本的なことである。

② 「住んでいる町の人口」が云えますか?
 自分が住んでいる市の人口云えますか?
   これが云えない若い人がいることに驚いた。
     住んでいる市、そして住んでいる県、この程度の数字を知るのは、基本である。
      ・・・「知らなくても不自由は無いし、知ったからと云って何も変わらない」と言う!
       何も難しい事を云っているのではない! 極々当たり前の事である。
         スマホを宝物のようにして「街を歩き回るゲームばかりしている」限り、基本的なことには気が付かない。

③ 「住んでいる地域の名称」が云えますか?
 住んでいる市には「町」があり、町には村(今では自治会)所謂「大字」があり、そして「小字」がある。
   小字まで知れとは言わないが、地域の村は知っておくべきである。
     ところが、若い人達は、村(大字)をほとんど知らない。
       これは無知では、片付かない事柄である。
         せめて、自分が住んでいる所の周辺地域の名称は知っておくべきである。
          ・・・特別難しいことを云っているとは思わない。
            知ると、様々なことが見えてくる!
              自分の生活基盤となる地域の事を何も知らないで、海外旅行を吹聴する愚を知るべきである!


④ 「食えるか?食えないか?ぐらいは自分で分かりますか?」
 腐っているか? いないか?、食えるか?食えないか? 昔は誰でも自分で確かめていた。
   確かめる方法:
    1)まず、色を見る、カビを見る
        カビが多ければ要注意、無ければ食える
    2)次に、匂いを嗅いでみる。
        すえた匂いがしたら要注意、匂いが無ければ食える
    3)次は食べてみる
        舌が「ピリピリしたら」要注意、しなければ食える
 食品大企業の販売戦略に「まんまと乗せられて」、賞味期限なる怪しげな数字を信じている大衆!
   数字に根拠などほとんど無いのに! 十分食えるのに! 食っても見ないで「食品を捨てている」この異常な社会!
     食いもんぐらいは自分で判断できるようになるべき!

⑤ 「旬の食材」を知っていますか?
 本来、食べ物には「その食べ物が一番美味しい時期=旬(しゅん)」がある。
   日本の四季には夫々の時期に「旬の食材」がある。
     また、縦に長い日本には、その地域だけの食材が多くあり、当然夫々に「旬」がある。
       まず、これを知るべきである。
         しかしながら、食品の工業化と大企業の経営戦略により、これが完全に崩れた。
          (巷に溢れている大量の安い食品は、危険なことを知っていますか?)
             何からできているか? 知っていますか?
 大量に供給されるマスプロ食品だけに頼らず、自分でも「自然の素朴な食材」を知るべきである!
 (昔は皆んな知っていた)
   ところで、自然の食材で、食べられる食材と、食べられないものを知っていますか?
     あなたは、山や野原で食材を採ったことがありますか?
       無ければ、さっそく始めてみては?

⑥ 「世の中には必ず悪いヤツがいる」と理解してますか?
 (サザエさんのアニメに悪い人は出てこない)
   (ちびまる子のアニメには現実的な悪い人も出てくる)・・・だから受けるのだ!(あれは大人向けの漫画だ)
     悪いヤツは、子供の時から悪い、と知ってますか?
       学校では、このことを教えない。
         みんな等しく無限の可能性を持って、すばらしいのが人間だと云う解釈。
          (では、なぜ? 警察や軍隊が必要なのか?  ・・・これを教えない)
             純粋培養で無菌室の保育器の中では、一人前の人間は育たない!
 人間とは「よい事をしながら、悪い事もする」ことを、子供の時から教えるべきである!

⑦ この世には「平等など無い」と理解していますか?
 これも学校で非現実的なことを教えるから、子供は後から戸惑い、挫折する者が多くいるのである。
   地球上のどこで生まれたか?
     どんな人種として生まれたか?
       どのような親と環境で生まれたか?
         どんな生活力・経済力の元に生まれたか?
           容姿、身長、知能、運動能力、基礎体力はどうか?
 などなど、これらの条件によって、人生は全く異なる。
   人間は生まれた条件が元々異なるので、絶対に平等などはあり得ない!
     何をもって平等と云っているのか? これが分からない。


まだまだ例を挙げたいが、長くなるので、この辺で閉める。

モノづくりの原点…それは「人と社会を結ぶ応用技術」

応用技術で暮らしを支えるモノづくりを。
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