No.73 反面教師・・・こんな国はご免蒙る
前回は、私が想う「理想の国」について書いた。
今回は、その逆で「こんな国はご免だ!」と想う国について書く。
・・・簡単に云えば、理想の裏返しであるが・・
憲法
本来、憲法は国民の総意で創り、制定する「国の基本規範」である。
故に憲法は、日本民族の永い歴史、世界に誇る天皇制、世界に冠たる勤勉実直、などを基本にして創られるべきものである。
しかしながら、これらを全く無視した「歴史も文化も教養も無い米国人達が英語で作文」これを直訳した文を憲法に用いる不思議。
更に、これを平和憲法と称して金科玉条の如く守り、70年以上一言一句変えない不思議。
国の基本がこれではだめでしょう!
なぜなら、憲法を基に作る法律はもっと酷いものになる・・・
国の基本が無いのに、日本国とは何か? 国民が何を精神主柱として、どこに向かうのか? 誰も分からない! こんな国はご免だ。
外国に侮られ、無視され、足蹴にされてもヘラヘラとする国・・・憲法が骨抜きだったら当然だ!
明治の法律
明治の法が未だ生きている国
130年前の社会環境・制度・民度・体制に「現代」を合わせようとする矛盾を改めない国
地方で消えようとしている町でも、明治の「公図(多くの問題は「里道」と「農水路」)」を盾に現実離れの役所対応。
・・・車の時代に僅か3尺の里道など要るか!
・・・「田んぼ」はとっくの昔に無くなっているのに、今更「農水路」など要るか!
現実に合せて、有効利用すれば良いのに「硬直した権限を笠に着て」田舎を更に過疎にする「役人こそ消滅」すべきだ!
・・・以上は一例に過ぎない。 他にいくらでも時代にそぐわない事がある、こんな行政の国(役人天国)は、ご免だ。
教育制度
どんな国を目指し、どんな国民を育成するのか?「本筋が見えないような国」は何だろうか?
国民総意でなく、外国が作り、押し付けられた作文を「国の教育基本法」に据えて、頑なに守っている不思議さ!
国への敬意、愛国心、など一切教えず、むしろ忌避する不思議な教育
飛び級、落第など全く論外で「誰もが横一列」がまかり通る教育
PTAが強く、先生がビクビクしている学校教育を持つ国
部活と称して、スポーツ選手育成の一翼を、無資格な一般教師に押し付け、授業以外の長時間労働を強制している国
ゴロツキ生徒に対して、当たり前の事を、当たり前にしたら「教師がクビ」になる不思議な学校を持つ国
給食費を払わなくても「生徒が給食できる」不思議な国
自国の歴史を消し去って、国民に教えない国
国旗、国歌、に敬意を払わない教師が教育を担当する摩訶不思議な国
教師が「愛国心」と言うと、クビになる国
こんな国はご免だ!
年金
年金を施設や建物その他に、際限なく浪費しても「誰も刑務所に行かない」不思議な国
受給者年齢をいつの間にか「60歳から75歳に」引き上げようとする詐欺師のような国
60歳になったら定年退職し、年金で「夫婦でつつましく普通の生活ができる」ことを楽しみに、保険料を払ってきた「国家詐欺」
これを「百年安心プラン」と名前だけ付けて実態を誤魔化す「国家的三百代言」の国
国民年金など、4割以上が保険料を払わず、実質は破綻しているのに「大改革をしない」誤魔化しと無責任の国
国民が血の滲む思いで払ってきた保険料を「消えた年金」として、ドガチャガにして誤魔化し、社保庁の誰も刑務所に行かない国
人の金だからか! 名前だけ変えても「中身は同じ」である!
税
取りやすい所からだけ執拗にとる国
怖い所、うるさい所、やっかいな所からは取らない国
相続税で徹底的に「剥ぎ取る」国
不思議なことに、税を払った後は「使途について全く追求しない」国民を持つ摩訶不思議な国
それを良い事に「やりたい放題使い切り」、足りなければ「大量の国債」で借金を天文学的な金額にしても、誰も責任を取らない国
軍隊
軍隊と言うと、非難される国、おまけに「戦闘が無い、安全な所に行くのが軍隊だ!」という、訳の分からない国
PKOで、もし死者が出たら「内閣が倒れる」だろう不思議な国
戦闘で死んでも「国の英雄とならない国」
紙一枚で「国の命令」で徴兵され、「名誉の戦死をした英霊140万柱」を、今もそのまま放置して「平和だ!」と云う不思議な国
政治家
私利私欲だけしか無い金亡者(かねもうじゃ)
一般常識の欠如、品性欠如、無教養の「政治家という貴族集団」、こんなゲス人間が多い国
・・・ゆすりたかりを日常茶飯事に、金をかき集める「政治家」という名の人種を多く持つ国
議員
実質何もしないで、ゆすりたかりと高報酬、一般民衆とかけ離れた「特権階級システム」を作り上げた国
おいしい!おいしい話だから、完全な世襲になってしまった「民主主義の議員」という国
公務員
「官尊民卑」がまかり通る国
「払下げ」、「天下り」「天引き」・・・が示す、役人優位の天国を作った国
「遅れず、休まず、働かず」がまかり通る「役人天国」を持つ異常な国
「国民の下僕」という意識が死語で、「自分たちは民の上に立つ偉い人間だ!」と本気で思っている役人を多く持つ国
外郭団体
国、県、市には本体の役所とは別に「外郭団体」と称する「蛭(ヒル)のような組織」が非常に多数、存在する。
それらは、ほとんど何もしないのに「多くの予算を食う」が、役所とは別なので全く目立たない
「目立たないのを良い事に」それらは、世間の目を眩まし、血税を貪る「虚業集団」であり、これらが跋扈する不思議な国
ほとんどは、補助金(税金)の食い漁り!
そして、公務員の「老後保障組織」・・・つまり天下り先
これらを団体間で「たらいまわし」して、長い輩は「80を超えても報酬を貪る」極悪ヒル人間が多く居る国
メディア
国益無視、民意無視、真実無視の「言論・報道機関」の矛盾を許す国
嘘をでっち上げ、騒ぐだけのゴロツキ集団になってしまった国
「若いネーチャンやニーチャンに」現場でマイクを持たせ「遠慮会釈無く、常識無く、良心の欠片無く、対象に迫るバカを許す国!
そんな低俗な「報道関係者と称するゴロツキ」をメディアとして持ち上げる国
朝から、昼間から、夕方から垂れ流しで「無見識な素人を数人並べて」どうでもよい事を延々とテレビ放映するダメな国
社会福祉・社会保障
無節操・無責任な制度の運用と拡大をして、税を貪る行政を持つ国
生活保護、健康保険、失業保険、これらを悪用しても「頑として拒否できない行政」を多く持つ国
これが「取り得」、「やり得」、「ゴネ得」の悪しき実態をつくる手助けをしている行政を多く持つ国
「日本に行けば、仕事せずに金が貰えて生活できるゾ!」と、大量にやってくる中国人に、ノーと云えない不思議な国
生活保護対象が220万人にもなっていると云うのに「ノー天気」な行政
少子高齢化
担当大臣まで置いているのに全くの無策! 事の本質が分からないのに「口だけ少子化対策!」と云っている不思議な国!
「女は子供を産め」と言うと、大臣のクビが飛ぶ国
「地方の時代と云うの誤魔化し」
地方は何をしようが、2045~50年頃には消滅する所が多い、と云う事を知っていて何も言わない政治家と行政を持つ国
残っても現在の人口から40%~70%も確実に減り、地方行政が危うくなる事を知っているのに、国民に説明しない国
「金魚鉢が割れて水が漏れているのに」鉢の中で「餌を奪い合っている金魚」のような地方行政の国
いずれは地方(田舎町)が消え、「日本人の心のふる里=日本」が無くなるのだ!
地方の人口衰退は止めようが無いが、「その時の地方の在り方」について、全く議論しない不思議な国
・・・必ず来るのに!
異常な飲食業の数、異常なサービス業の数
「低い付加価値」、「極めて低い生産性」の両業界が蔓延る国
街が飲食業、サービス業で溢れても、国は繁栄しない、ことが分かっているのに、意識も対策もしない不思議な国
外国人労働者&家族の大量受け入れ=移民
社会保障費の増加をどうするのか? 先送りする無責任な国
連れてきた子供の教育費をどうするのか? 考えない国
更に、「生まれてくる大量の子供」の教育をどうするのか? 無策の国
治安は必ず悪化するが、その覚悟が国民にできていないまま放置し、無策の不思議な国
・・・欧米人は太古から「異民族の扱いに慣れている=ノウハウを有する」のである ・・・それでも深刻な異民族問題が起きる
対して日本人は「異民族の扱いに慣れていない」、よって必ず失敗する! ことが予想される国
その時、「帰れ!」というのか? 刑務所に入れても「経費はかかる」し、「ただで飯を食わせる」事になる! 国。
その他
エネルギー安保の思想が欠如している国の不思議さ
食料・農政不在・・・ころころ変わる農業政策・・・農家&田舎&地方の疲弊がドラスティックに起きた国
・・・政府の無策と寄生虫の農協依存・温存と「農民いじめ」が原因の国
色々と思いつくままに書いたが、要するに「こんな国はイヤだな!」と思うのだ。
・・・書いている内に「これは現在の日本では?」と思いつつ・・・
こんな風にならないように、国民一人一人が「理想を意識する」ことが大事だと思う