『夢のつれづれに』 - 私の願い -

No.74 将来への準備

投稿日:2019/12/17 投稿者:大西秀憲

『 将来への準備 』

歴史と云うのは、後の世から過去を遡って(振り返って)評価するものである。
従って、平穏な時代もあれば激動の時代もある。
歴史的な評価は10年20年の単位では無く、やはり200年~500年の物差しで為されると思う。
「平成・令和」の時代は合計約60年の永さである。
これを200年後の子孫達が、どのような歴史評価をするであろうか?
(学校の教科書で「平成・令和」をどのように教えているか?、と云う事である)
結論から云えば、悪い評価ばかりで、良い評価は一つも無い!
平成時代の評価を言葉で表すと、「失った30年」「漂流の30年」「ジリ貧の30年」になると思う。

そして「令和時代」の評価は更に酷く、「地獄の30年」または「悲惨な30年」と評されるであろう。
それほど今後の30年は、日本がかつて経験したことがない「どん底の時代」となる。
しかし、国民全員が同じようにどん底を経験する訳でなく、良い人生を送る人も必ず居て「2局化」する。
従って、「自分だけは良い生活」をしたいと思うのは、自然の情である。
問題は「どうすれば、良い方のグループに入れるか?」という事が知りたいはずである。
そこで、良い方への属し方をアドバイスするのが本コラムの主旨である。
(すでに良いグループに居る人は、読む必要はありません!)
・・・なぜなら、良いグループに属している人は、必ず「先祖」か、「本人」が、もの凄い努力をした結果である!

アドバイスと云っても、腰を抜かすほどの秘策がある訳では無い
言わば、「当たり前の事を理論武装」して、「自分で選択」して「良い方へ進む」だけである。
そして最後は「運を天に任す」ことである。
・・・事を成した人は誰でも同じことを云うが、それは「自分は運が良かった!」という言葉である。
(運は天が決めるものであるから、天に見放されない事が、非常に重要である)

先ず前提の事実として「令和・地獄の30年」について触れる。
今は2020年、あと22年経てば「2042年」になることは、小学1年生でも分かる。
令和で云えば「令和24年」である ・・・余談だが天皇陛下の年齢を考えると「令和は25年~28年間」だと思う。
何が地獄なのか?
それは「団塊世代が92歳~95歳」、「団塊ジュニア世代が65歳~68歳」となり、共に高齢者となるのが2042年である。
そしてこの両世代の人口が最も多い。
更に悪い事に日本の人口が9,600~9,800万人になり、「生産労働人口は2,000~2,200万人」に減少する事だ。
つまり、2,200万人の働き手(稼ぎ手)に、7,600万人が「ぶら下がる」事になる。
(生産労働人口には老人・子供・公務員・準公務員・議員・専業主婦・生活保護者・引きこもり等の社会的扶養者は除いている)
これでは社会はもたない。
例えば、2045年には100歳以上が「500,000人」を超える!
・・・現在行われている「100歳の長寿祝い金10万円」を配ることなど絶対にできない!
令和時代を端的に表せば、令和とは「高齢者対策に追われ続ける時代」とも云える。
・・・これが清算され一段落するのは2050年ごろである。

働き手が極端に減り、扶養者(高齢者を含む)が非常に多くなるので、国・社会を維持すれため「税金」を上げざるを得ない。
しかし、そうなれば社会を担う主軸に「倦労感」が非常に高まる。
よって、社会的扶養者を削減して「国の固定費」を下げねばならい。
要するに、「公務員・準公務員・議員」を大幅に削減しなければならなくなる。
これは大きなチャンスである。
かのマッカーサーもできなかった「公務員数カット」ができるのである!
合せて国の再構築に着手できる。
これが恐らく2050~2070年に行われるであろう。
・・・この後で「日本が独立した国家」となる動きが始まる事になる!  恐らく独立は2100年頃だ!(つまり22世紀)
つまり、日本が植民地・属国となってから、ざっと「150年」の年月で「普通の国」になれるかもしれない?

そんな大事な局面を持つのが令和が終わったころである。
この時に舵取りを間違ったら、日本は終わる。
確かに令和は地獄の時代であるが、逆に云えば「負のエネルギーを最大化する!」チャンスである。
時代を変えるにはエネルギーを最大化しなかれば成し得ない!
これから令和時代を担う若い人達は、この意識を肝に銘ずることである。
さすれば後世の人々は「令和の悲惨な時代を担った先人達は、よく艱難辛苦に耐え、後世の為に良い選択をしてくれた」と評価する。

以上を踏まえて「どうすべきか? どう取り組むか? どう考えるか?」の一例を箇条書きで提供する。
 ◎つまらない拘りを捨て「素直になる」こと
   拘ると、物が見えなく、本質が捉えられなくなる
 ◎自分の将来を本気で考えること
   人は誰も考えてくれない
 ◎生きるための本質を知ること
   衣・食・住が基本
 ◎生きるための自分の哲学を持つこと
   哲学を持たないと「生きる方向がブレる」
 ◎「自分は自分、人は人、されど仲良き」を実践すること
   真に自立した人は尊敬される
 ◎80−20の法則を理解して、これに従うこと
   何事も先ず20%に入れ

具体的な方法は自分で考えて決定すること。

現在30歳の人は(令和24年には)52歳である。
その頃の日本と日本社会を担う「正に中心的役割」になっている。
従って、極めて重要な年齢であるから、上記提案を真剣に受け止めてほしいと願う!

モノづくりの原点…それは「人と社会を結ぶ応用技術」

応用技術で暮らしを支えるモノづくりを。
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