No.3 日本を救う新産業と人財
今日本は非常に重要な歴史的岐路にいる。
先ず日本人がこれを自覚しないといけないのだが、残念ながら自覚も無ければ大改革の気概も持っていない。
(それどころか、アベノミクスなどと訳の分からないことを言って騒いで喜んでいる)
一部の人は危機感と気概を持っているが、それでは1億2700万人は動かない。
本当に日本は自分で変れるのだろうか?
歴史上に重要な岐路があったが、それはいつでも外圧によるものだった。
私が心配する岐路とは「日本の進路」である。
進路とは国力であり、国力とは経済であり、経済とは「基幹産業」であり、日本の基幹産業は「製造業」である。
即ち、今後50~60年、日本の製造業は何を作るのか? または何を目指すのか?と云う事である。
今まで日本は素晴らしい製品で、世界の人々に「夢」を提供してきた
かろうじて自動車はまだ元気である。・・・しかし中国が総力で自動車をやり始めたら、日本は必ず負ける。
しかし、その他の産業・製品は過去の栄光のかけらも残っていない。
日本は、日本人は「その真面目さと器用さ故に」モノづくりに向いているし、これで生きるしかないのだ。
だが今後、世界の人々に「何を夢として提供」したらよいのか、全く不明である。
不明の岐路には全く異なる発想が必要だ。
未来を見て、難関を果敢に切り開いていく「特殊な能力の持ち主」は必ず居る。
云わば「救世主」のような人の邪魔をせずに応援することだ。
しかし現実は多くの邪魔をしている。
金太郎飴と云うのがあるが、これは切っても舐めてもいつも同じ図柄が出てくるものだ。
金太郎飴人間が1億人居ても、日本新産業への大改革・革命は不可能である。
現在でも国や行政は危機感を持って、様々な施策を打っているのは事実である。
しかし何れも「ちまちま」し過ぎている。 ・・・いずれも現状をベースにしているのだ
例えば、行政主導で「ビジネス商談会」、「ビジネスマッチング」などのイベントを多く行っている現状がある。
実に不可思議だが世の中には、行政が仲立ちしないとビジネスが出来ない悲しい企業や事業者があるのだ
自主独立が企業・商売の原点、行政頼りは「タカリ」である。
役割を終えた企業は世の中から消えるのが自然の摂理であり、延命措置をすれば経済全体に悪影響を与える。
要するに、行政の口出しは無用なのである。
それより、木が枯れると「新しい芽が出て大木に育つ」・・・これが自然の摂理であり、産業も企業も同じである
今後、50~60年、日本を救う産業が何なのか?残念ながら私の能力では明確に見えない・・・
しかし、世界の人に夢を与え、メイドインジャパンの栄光を取り戻す「産業」は必ずあるはずだ!
(これまで日本は、 生糸 ⇒ 鉄 ⇒ 造船 ⇒ 家電・電機 ⇒ 自動車 ⇒ 次? )
・・・それは超省エネ・エコで安価な「超小型プライベートジェット機」ではないかと思う
(ホンダは既に量産化を始めているが7~8人乗りで高い)・・・やはり本田宗一郎さんは偉かった!
新産業を発想し、超人的な能力と実行力で「やってのける人物」が必ずいる。
そのため、我々一般人はフリーハンドで「救世主=夢を実現する起業家」を応援する必要がある。
そこで私は「応援」の4つの提言をする。
1.国・行政は「規制」で新企業家の邪魔をしてはいけない。・・・縦横斜めの縛りを無くす・・・規制しない
2.初めは税金を安くする(育ち盛りをべらぼうに高い法人税で苦しめるな)・・・豚は太らせてから食べるものだ!
3.捨てたつもりで投資する国民の「おおらかさ」が必要。 ・・・宝くじを買うならベンチャーにも投資を!
4.起業家の個人保証を撤廃すべし! ・・・再チャレンジさせる
5.官民挙げて応援し、少々の事には目を瞑り、場合によっては治外法権を与えるぐらい必要だろう。
間違っても過去にあった「出る杭は打たれる」を繰り返してはならない!